ベェーベェー通信

 とある牧場のとある羊の書く日記。

さようなら 平成!

 遂にこの日がやって参りました。平成31年 4月30日 でございます。今日が平成にさようならを言う日だと言うことは誰もが知っていることち思います。なんとも感慨深い一日でしょうか。平成は災害が何度も起こった年でした。災害によって命を落とされた方は多いことでしょう。次の時代は災害が少なくあって欲しいものです。

 平成は戦争が無かった。なんて素晴らしいことでしょうか。陛下の言葉を聞いていると涙が溢れてきました。

 ありがとう!平成!

平成世代はなっとらん? ~テレビ番組「トリニクは何の肉?」から考える昭和世代~

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朝日放送より 「トリニクは何の肉?」


 常識とは一体なんなのでしょうか?最近、いえ、どの時代も若者には常識ある行動が足りないと言われます。

 ですがそんなことを言う人に限って、正しい行動が出来ていないものです。一体、常識というものは大人が自分の行動を強制させるものなのでしょうか?

 最近あるテレビ番組を見ました。内容は、平成の人間には常識というものが分かっとらん!といって昭和世代の芸能人がびっくりするというものでした。

 テレビを見ながら知人が、今の子供はなっとらん。僕らの時代は… という話をしていました。

 ですが、平成の、昭和の常識を知らない人間を作ったのは私たちです。平成の子供が、責められて、恥ずかしい思いをする所以はどこにもありません。私達が育てた人間だから責めるなら自分自身を責めるべきではないでしょうか?

 まったく、私達の方がなっていないではないか!と反省させられるばかりでした。そこに気付かない昭和世代はずっと平成の子供を責めて自分はこんなに凄いんだ!と思って自信を出すことでしょう。今の子供がなっていないのを見て、自分に対して誉れの感情を覚えるのです。くだらない。

 これは、自分達が育てた、なっていない人間を見て喜んでいることに同じです。情けないとは思わないのでしょうか?これが、私達の世代かと思うと悲しい限りです。

 番組の企画に反対の意見を述べているのではなく、私達、昭和世代に対して、疑問を投げ掛けているのです。

 それからもうひとつ。鶏肉はにわとりのお肉ですが、鳥肉は鳥類の家擒のお肉の総称です。世界を見るとにわとりだけが鳥肉では無いことが分かります。

 それと…鰹節ですか。これにカビを付けて作ると言うこと。この常識を知らない昭和がいることも情けない。

 要は一般常識で止まっているのです。周りも知らないから僕も知る必要がないよね、となっているのです。深みのない知識です。

 平成側は考えたことがないから分からない!と言って居りましたが、トリニクが何のお肉か考えたところで分かりません。昭和が教えなかっただけです。

 一般常識だけに囚われて、周りを見る目を持たないことは非常に危険です。もしも一般常識というものが無かったら、大変なことにはなりますが、文明は大いに発展すしたことでしょう。鹿を追うものは山を見ず、と言う言葉の解釈をこれに当てはめると今にも通じますね。

 グローバル社会は昭和世代が平成になって推し進めました。一般常識が全てではない。この世界には一般常識などほぼ通じないのだゾ、と言うことを子供に教えるために推し進められたのです。

 それが、推し進めた側が分かって居ないのだから。もっと私達も物事を深く考えるべきでした。私達の頭は所詮、日本から、いえ、自分の中から出ることが出来ないのでしょうか?

 確かに、私達は経験が豊富です。だから、子供に物事を教えることが出来た。だけれども、どんどん時代が変わって私達は追い付くことが出来なかった。けれど、子供は新しい頭を持って、私達を抜いていった。新しい時代に適応できる人間は二人しか居ません。子供と、考えることのできる人間です。

 コンピューターが出てきた頃を覚えている人は居ますか?サラリーマンは、会社でコンピューターが使えないといけない、と言うことで、コンピューター教室は大盛況を極めました。それでも、コンピューターがわからない人間が続出した。

 けれども、今の子供達は、このコンピューターに満ちた世界を簡単に渡っていきます。世界を渡ることのできる人間は、一般常識に囚われず、新しい考えを取り入れられることができる人間です。子供には一般常識がありません。だから、新時代に適応できるのです。

 トリニクを知らない世代もいるそうですね。ですが、恥ずかしいことではありません。むしろ誇るべきことなのです。トリニクが何なのか知っていた所で何の役にも立たない。それなら、熱力学の方程式やマウスのひとつでも理解した方がよっぽど役に立ちます。

 そう言えば、コンピューターを使えない議員さんがおられましたね。私はあの方は好きでしたよ。確かに、議員は国民の意思を国策に繋げることが第一で、コンピューターは二の次だと思いますから。あの発言には残念でしたが。

 ともかく、昭和世代は自分自身に問いかけ、反省することが必要なのです。私達の育て方がまずかった、と。いえ、平成世代は今を学んで未来を作っていくことが出来ます。昭和世代もしかり。平成は考える時代になった。

 平成世代が羨ましい限りです。昭和世代より今を知っているのだから。新しい頭の使い方を生まれながらにして知っている。

 私達は少し間違っていたのではないかと思います。やはり謙虚に、行いを正して子供達に正しい人間像を教えるべきでした。

 かといって平成世代の皆さん。昭和世代は沢山経験を積んでいる。人としてすべきある程度のことはわかっています。だから、親の言うこと、先生の言うことはしっかり聞くことが大切です。皆さんが聞いていないと、私達が教える意味がなくなってしまう。くれぐれも身を慎み、皆さんの未来に過去を活かしてください。

 

 英語の種類 イギリス英語

 皆さん知っていましたか?英語にはいくつかの種類があるのです。本当に細かく分けると沢山紹介することになるので、今回はイギリス英語を紹介したいと思います。

 英語は大きく分けて、 アメリカ英語 イギリス英語 オーストラリア英語 カナダ英語 。こんな感じです。

 英語にも方言があります。例えばイギリスに行くと、地域によって 言葉が伝わらないような時もあります。本当に?と思った方はイギリスに行った時はロンドンから東西南北のどれかを選んで、ずっと真っ直ぐ歩いてみてください。すると、同じイギリスに居るのに聞こえている言葉が少し変わってきます。イギリスは本当に方言の幅が広いです。日本ほどではないですが。

 日本の方言は幅が広すぎて、明治時代に地方からやってきた労働者どうしで言葉が伝わらなかったそうです。それがあって、標準語が作られたのです。当時は平仮名を廃止して全てローマ字で書こうという動きもあったほどです。ka ki ku ke ko という風に。

 日本も方言はものすごいですが、イギリスも中々です。

 イギリス在住の友人からこんな話を聞いたことがあります。Could you tell me where the bus stop is ?(バス停はどこですか?)と友人が聞いたところ、こんな返事が帰ってきたというのです。 Bus stop is over there.(ブス停はあちらです。) 驚きですね! バス(bus) の u の音を a とせずに、 u としたのです。つまりバス停をブス停と読む地域があるそうなのです。これほど違いがあると同じ国どうしの人でも中々伝わりません。

 日本も津軽弁の話者と沖縄弁の話者どうしではなしををさせても伝わらないようなものです。

 日本には公家言葉があるように、イギリスにも王族や貴族、教養のある人たちが話す英語があります。それはRecived pronunciation とか クイーンズイングリッシュ とか標準英語という風に言われます。これが俗に言うイギリス英語。方言ではありません。

 イギリスのみならず、世界ではイギリス英語を話す人間を信頼できる人間として見られます。噂では、イギリス英語の話者はIQが10ほど高く見られるそう。国際連合の会議では全てイギリス英語で議論されています。これもイギリス英語の位置がしっかりと定められているため。もしも、イギリスでアメリカ英語を話そうものなら、君はアメリカ語を話すのだね、と小馬鹿にされるそう。アメリカ英語は、イギリス人にとって知性のあるような話し方に聞こえないそうです。だけど、アメリカ人はフレンドリー大らか。言語的にも話しやすいのはアメリカ英語なのは確かです。イギリスもアメリカもどちらも素晴らしいのには違いありません。

 それではあなたはイギリス英語を話せているのか簡易的なテストをしてみましょう。こちらを読んでください。

1. I can,t deciding my schedule.  2. post office is over there.3 .You must have the care of the people who is ground floor. 

 あなたはどのように発音しましたか?

 

 

 

 

 学校で真面目に英語を勉強している人ならば、1.は(アイ キャント ディサイディング ピープル )2.(ポスト オフィス イズ オーバー ゼアrー) 3.(ユウ マァストゥ ハブ ザ ケアr オブ ザ ピープル フー イズ グランド フロアr) と発音するはずです。勉強を真面目にしたならば。

 この発音でも問題はありません。ですが、イギリス英語ではありません。イギリス人が話すと、1. (アイ カーント ディサイディング マイ シューヂュール )2.(パゥスト ェフィス イズ ァウバー ザー ) 3.(ユウ マストゥ ハブ ザ ケー オブ ザ ピーポー フー イズ グラゥンド  フロー) と聞こえます。イギリスではRはそんなに発音する時がありません。他にも色々違います。thereもザー と伸ばしますし、careもケー、と伸ばします。rを無闇に発音すると、白い目で見られます。

後、イギリスの人はよく過去完了形を使いますね。ただの過去形じゃなくて、過去と今が繋がっているニュアンスなんですね。これは少し面倒くさい。こちらの方が丁寧さがありますけれども。

 イギリス英語の発音は比較的はっきりしていて、子音も聞き取りやすいです。

 もう気付いた方も居られるでしょう。学校で教えている英語は、完全にアメリカ英語です。文法も同じく。単語の綴りもです。何故か日本はアメリカ寄りなのですね。もう戦争が終わったと言うのに…。

 

 

 

 

 

 

 

キクタンBRITISH―聞いて覚えるイギリス英語

キクタンBRITISH―聞いて覚えるイギリス英語

 

 

  これはイギリス英語とアメリカ英語との比較です。(Wikipediaより。)

イギリス式 アメリカ式 単語例(イギリス式) 備考
-our -or colourlabourflavourhumour 動作主を表す -or は英米同形
-re -er centretheatre (米国でも劇場などには使われる)、metre  
-nce -nse defenceoffence  
-ise-isation -ize-ization organisationrecognise イギリスでもオクスフォード式綴りでは -ize-ization
-ae-oe -e encyclopaediafoetus  
-lled-lling-ller -led-ling-ler travellersignalling  
-l -ll instalmentskilful 母音とlで終わる語に、頭位が子音の接尾辞を付加したとき
cheque check   「小切手」を意味するときのみ
grey gray   灰色[7]
kerb curb   カーブ
mould mold   カビ
pyjamas pajamas   パジャマ
storey story  
sulphur sulfur    
tyre tire   タイヤ
yoghurtyogurt yogurt   ヨーグルト

 

 

実は科学だった! 古典 ブルーブラック

 前回、プラチナのカーボンブラックを紹介しましたが、インクの泉は涸れることがございません。今回は昔ながらの古典インクをご紹介しましょう。こちらです。

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ペリカン ブルーブラック

 「ブルーブラック」でございます。私の知ると限りブルーブラック無しにインクを語ることは出来ないでしょう。

ブルーブラックとは

 ブルーブラックは良く「青色と黒色を混ぜたインク」と言われることがあります。残念ですがそうではないのです。ブルーブラックは始め書いたときは青色のはっきりした色なのですが、時間が経つと黒っぽくなることで命名されました。私は昔ブルーブラックのインクで授業のノートをとって幾日か後にそのノートを見返すということをしていました。本当に黒色になるのか試して見たかったのです。ですが、それほど色は変わっておりませんでした。後から知ったことなのですが、ブルーブラックはそんなにすぐには変化しないそうです。子供ながら、疑問に思った私は祖父がブルーブラックで書いたノートを見せてもらいその筆跡は確かに黒っぽくなっていました。祖父が何年か前に書いたノートだったと思います。おぼろげな記憶の中から取り出しました。

仕組み

 プラチナホームページより(一部抜粋) 

顔料インクを万年筆に使用することが技術的に困難であった当時、青の染料とタンニン酸第一鉄を配合し、筆記後空気中で酸化されタンニン酸第一鉄となる のがこのブルーブラックです。難しいことは割愛しますが、このタンニン酸第一鉄はインクの中に特別な方法で配合しています。

 急に難しくなりました。化学用語がずらずらとあります。理系出身の私が解説しましょう。

 タンニンは渋味成分です。どんぐりやぶどうの皮に多く含まれています。タンニン酸ということは水素イオンを出す、つまり酸性なのです。これに鉄イオンがくっつく。タンニン酸性の化学式はC76H52O46 です。分子です。それも巨大な有機化合物の。これは鎖イオンですね。

 要はインクに溶けた鉄が空気に晒されることになります。それは鉄が酸化する、錆びることとなります。これがブルーブラックが時が経つと黒くなる理由です。

 このようなインク没頭食子酸インクと言われます。

 ブルーブラックは水にも強く、保存性が高い(インクに鉄が入っているから当たり前といえばそうですが…)ので昔からインクの代表といえばブルーブラックでした。もっとも昔はつけペンが主流でしたが。ですが先ほど述べたように、このインクは鉄をも溶かしてしまう程酸性が強いのです。だからペン先(ニブ)が金以外の、鉄などでの金属で出来ていると、インクに溶かされてしまいます。ペン内部も要注意です。これに対する対策は一つです。毎日ペンを使って文字を書くことです。文字を書くことで、ペンにたまった濃いインクが流されてペン先が腐食さてしまうことを防ぎます。それから金を使ったペン以外には入れないようにすることです。最近は1万円程度でも金ペンが買えるので安心です。金ペンは書き味が柔らかく、紙にしっとりなじみ書くことの楽しさを教えてくれますので1本は持っておいても良いと思います。

 

ペリカン ボトルインク ブルーブラック 4001/76 正規輸入品

ペリカン ボトルインク ブルーブラック 4001/76 正規輸入品

 

 

  プラチナのブルーブラック。国内ではクラシックのブルーブラックはここだけです。

 

プラチナ万年筆 万年筆ボトルインク 60cc ブルーブラック INK-1200#3
 

 

 

  金ペンの代表格。

  10000円金ペンの代表

 

 

 

万年筆所有者の持つべきインク

 万年筆所有者なら持っておくべきインクがございます。普通インクというものは水で落ちるし、時間がたつと退色していくものです。それに乾かないとノートのインクが手についたり服に付いたりで大変です。これはインクが乾きにくいことによっておきる現象です。

 もちろん古典ブルーブラック何て言う水にも退色にも強いインクがありますが(もちろん乾いたらです。)、日本じゃもっぱら黒色のインクです。フランスやイギリス辺りではブルーブラックが一般的ですけれど…。

 ですが安心。黒色で、すぐ乾いて、水には本当に強く、退色もほとんどしないインクがあるのです。製造社は今年創業100年目。プラチナです。そのインクを紹介するホームページにはこう書いてあります。

 カーボンインクは、顔料のカーボンブラックを使用していますので耐水性耐光性に優れ乾きやすく鮮明です。記録の永久保存などに最適のインクです。
但し、水溶性ではない為、一度乾燥すると再び溶けないのでカーボンペン等に使用する際は、メンテナンス等の注意が必要です。 

   品名は「カーボンインク」。炭素系顔料インクです。普通はプラチナカーボンとかカーボンブラックと言われています。

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 耐水性の凄さの証拠です。対光は光による退色に対しての強さのことです。

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 はっきり言って万年筆のインクでは驚きの領域です。公文書用に、と箱にかいてあるのですが、私の3年前ほどのノートを見たらしっかりと書いたときの趣を残しておりました。裏抜けしにくいのもこのインクの特性ですね。

  1本あれば、困りません。

 

  カートリッジもございます。

カーボンペン用カートリッジインク 【カーボン黒】 SPC-200#1

カーボンペン用カートリッジインク 【カーボン黒】 SPC-200#1

 

 

  デスクペンですね。私も2、3本机にしまってあります。デスクペンはその名の通り、机上において使うものであって、要はつけペンのインクがためられるバージョンとでも言いましょうか。これで書いても中々良いものです。やはりプラチナのこことだけはあって、漢字、ひらがなは書きやすい。

プラチナ万年筆 万年筆 カーボンインク用 ブラック 極細 DP-800Sパック#1-1

プラチナ万年筆 万年筆 カーボンインク用 ブラック 極細 DP-800Sパック#1-1

 

  一応このカーボンブラックは、お高めのペンにはいれない方が良いと言うことを忠告しておきます。乾きやすいカーボンインクだけに詰まる可能性は水性インクより高いです。プラチナの顔料インクの粒子の小ささは業界では有名で、詰まりは起こしにくいですが。

 私は2、3000円のペンならいれますけど、それを越えたら入れません。くれぐれもプラチナ製品以外にはいれないように。プレジールやプレピーならOKです(私の基準)。

 

  プレピーは300円で書き味が良いので、コストパフォーマンスは世界一ですね。

 

プラチナ万年筆 万年筆 プレピー 0.2mm ブラック PSQ-400#1

プラチナ万年筆 万年筆 プレピー 0.2mm ブラック PSQ-400#1

 

 

 桜の季節

 

今週のお題「桜」 

 今日は花冷えの一日となりました。桜の咲く頃に空が雲に覆われることを花曇り と言います。冷えれば花冷え。

 昔から花と言えば日本は桜です。もと、昔は梅でしたが…。梅にはウグイス。鴨にはネギ。桜にはなんでしょう。団子ですかね。

 この季節、段々と春めいてきてうららかな陽気に思わず心が弾みます。この週末はお花見に行かれた方もいらしたことでしょう。私は来週でございます。楽しみで、中々明日が来ないような気がします。寒い中でのお花見と言うのは残念な気もしますが、空気が冷えれば桜は長持ちするそう。それは嬉しい。

 春めいて弾む心地ということで、あまのじゃく精神を働かせていっそのこと冬に戻して見せます。

 

 五月一日のの天気予報です。

  アナウンサー:「今日は曇りのち雪でしょう。気温は0ºとなるでしょう。」

令和だけに0℃ (れいわ)  º = 輪

 花冷えの一日となりました。

      

 

新元号 令和

 なんと❗新元号は「令和」と決定されました❗

展拠は万葉集の歌「時に初春の令月にして気淑く風和らぎ… 」だそうです。

天平二年正月十三日に、師の老の宅に萃まりて、宴会を申く。時に、初春の令月にして、気淑く風和ぎ、梅は鏡前の粉を披き、蘭は珮後の香を薫す。加之、曙の嶺に雲移り、松は羅を掛けて蓋を傾け、夕の岫に霧結び、鳥はうすものに封めらえて林に迷ふ。庭には新蝶舞ひ、空には故雁帰る。ここに天を蓋とし、地を座とし、膝を促け觴を飛ばす。言を一室の裏に忘れ、衿を煙霞の外に開く。淡然と自ら放にし、快然と自ら足る。若し翰苑にあらずは、何を以ちてか情を述べむ。詩に落梅の篇を記す。古と今とそれ何そ異ならむ。宜しく園の梅を賦して聊に短詠を成すべし。

 梅花の歌三十二首并せて序

  これから来ているそうです。何となく嬉しい心地がしてしまうのは私だけでしょうか?日本人にしか分からないこの感覚は一体このグローバル社会において何を意味するのでしょうか?今や日本にしかない伝統です。元号制度は中国で始まりましたが、その内に廃れたそうです。元々は中国の皇帝が人民の時間をも支配してしまいたいというものからでした。日本初めの元号はいわゆる「大化」でして、ここから元号の歴史が始まりました。そこから流れ流れて1400年。遂に「令和」にまで至りました。30年前ですか、平成に変わるときは、大変な議論が世の中で起こっており、テレビからながら元号というものの大きさを実感致しました。私は元号制は大賛成でしたけどね。天皇統治制も元号制も日本の長らくの伝統でありまして、こんな素晴らしいものが残っているのはもうこの国にしかありません。そう言えば皆さん知ってますか?日本の天皇陛下はキングではないのです。じゃあ何かと言うと、エンペラーなのです。つまり皇帝。王の中の王なのです。それに、エンペラーは世界を探しても、日本にしかいないのです。

 この改元は近代では例をみないもので、在位中のものでして、本当に我が国の伝統の大きさを考えさせられるものとなりました。 令和 バンザーイ! 

 …ところで 令和は R で書こうか Lで書こうか?

 私はLで書きます。R はRight つまり右の事。LはLeft 左ですね。昔から我が国では、左の方が格の高いものとされており、神社でも左側を歩いてはいけません。参議院も国会側から見ると左側に位置しています。ということで(多分)私だけL.1 と書きますね。Lで書いている人を見たら私だと思って間違いないでしょう。Reiwa とLeiwa どっちが良いですかね?