ベェーベェー通信

 とある牧場のとある羊の書く日記。

寿命長いのは“今の高齢者”だけ

 長寿日本一を誇ってきた沖縄の女性が3位に転落、10年前に陥落した男性は、30位にまで下落することが分かった。長寿崩壊の原因は、寿命の伸びの鈍化だ。世代別のデータを詳しく紐解くと、65歳以上の高齢者は依然として長寿なのに対し、それより若い世代の人たちが早く亡くなる傾向が強いという事実が浮かび上がってきた。1960年頃を境に激増した高脂肪食が短命の原因になっている。(NHK  一部抜粋)

 

 

 こりゃいかんな。どうなることやら。どうやら寿命の長いのは “今の高齢者”だけらしいね。やっぱり、人間を作っているのは食事だからね。少し見直そうかな......

音に呼ばれて......

 サン=テグジュペリの名著「星の王子様」は大人になった今も深い感慨を覚えるところがあります。

 大人も昔は こども だった......

 だからこそ、子ども時代の、今は忘れてしまった大切なもの を思い出させてくれるようで、でも、大人は こども には戻れない。切なくて、思いで胸があふれてしまうのです。

 

 

 あのバラは、たった一輪でも、キミたち全員よりも重要なんだ。
なぜなら、ボクが、水をやったり、ついたてを立てたり、ガラスの器をかぶせたりして世話をしたからだ。
ボクは、あのバラのために、毛虫だってやっつけてあげたんだ――二、三匹は、蝶々にするために残しておいたけど。
不平不満だって聞いてあげたし、自慢するのにだって付き合ってあげた。
バラが、黙りこくっても、我慢してそばにいてあげた。
だって、ボクのバラだからね。

 

 

 私は昔、ある美しいメロディと出会いました。それはそれはもう素晴らしいもので、初めて聴いた時には涙が溢れたのを覚えています。

 余りにも感動したので、このメロディは聴くことでさえ惜しいと思い、何か特別なことがあった時にだけ聴こうと思い、そっとしまっておいたのです。

 半年ほどしてあの感動をと聴いてみたところ、美しいとは思ったものの、感動こそしなかったのです。

 そこで、なぜこのメロディがこんなものになってしまったのだろう、と考えている内に ふと上のことばを思い出したのです。

 そして、なぜ大切なメロディでは無くなってしまったのかが分かりました。

 そっとしまって置いただけで、何度か聴くようなことはせず、私のメロディでは無くなってしまったからです。

 大切にすることの意味を違えていたのです。それからと言うもの、聴きたくなったらそのメロディを聴き、心の流れに逆らわないことにしたのです。

 今ではすっかり、私というものを作るかけがえの無いものとなりました。

万年筆ばなし

 SF作家の大家、星新一先生が万年筆について述べられた話しです。

 

 

“心に残る実話があった。外国の軍隊がある町に乗り

 

込んで来たのである。司令官が市長と会見というこ

 

とになる。部下を従え、ものものしく現れた司令

 

官、席に着くとともに腰の拳銃を机上に出す。癖な

 

のか演出なのかは分からないが、威圧感を高めるこ

 

とは確かである。すると、それに応ずるかのよう

 

に、市長は微笑みながら、背広のポケットから万年

 

筆を出し、同じようにテーブルの上に置いた......。

 

 武器は限られた時間と空間にしか、その力は及ばな

 

い。これに反して、ペンは過去の人物を再現するこ

 

とも出来れば、未来を描くこともできる。私達の今

 

日の生活は筆記具の先によって築かれたとも言え

 

る。 (中略)

 

神聖なものがみるみる減っていく現代ではあるが、

 

だからこそ、万年筆の形だけは万年筆だけであって

 

欲しいのである。”

 なんとも、胸に刺さります。ペンは過去も未来をも

創る。今というのは筆記具の先によって創られた。

素晴らしい言葉です。

 筆記用具は大切にしなさい。決して粗末に扱っては

なりませんと、昔お母様に叱られたことを思い出し

ました。どうして筆記用具が大切なのかが、良く分

かります。

 ちなみに星先生の愛用のペンは、透明なインク窓付

きの モンブラン だそうです。

良い日

 ごきげんよう

 

今日も良い日になりそうです。

 

ペンでちょこちょこっと文字を書いてみてそんな気がしました。

 

万年筆を英語で fountain pen (泉のペン)。

 

皆さまに幸せが泉のように湧き出ることを...

 

 

日本地図

f:id:googlemodoki:20190821023216j:image

(日本経済新聞)

 まだ続きますか。日韓問題。韓国に行けなくなってしまいます。やだなぁ。ご近所さんですよ。

f:id:googlemodoki:20190821024048p:image

 ほら、日本海が湖に見えてきます。対岸に韓国。言おうと思えばすぐに、御機嫌ようと言える距離なのですがね。

 ごめんなさい。韓国の皆さん。世界の皆さん。そして御機嫌よう。手と手をとり合いませんか?

 

まだまだ若いはず...

 若者言葉検定というのがインターネット上にあるそうで、ちょっとしたきっかけがあり受けてみたところ恐れていた結果が。

f:id:googlemodoki:20190821012412p:image

bloody hell!

 ごめんなさい。言葉が...。 それにしても、難しい。意味を推測して当ててやろう、と思っていたのですが、いけませんね。頭の中が疑問符だらけです。答えを知りたい。

 言葉は変化するものですからね。ちょっと見ないうちに言葉がこんなに変わってしまったとは。未来の日本語はどうなるのでしょう。楽しみにしたいと思います。

 

 

今週のお題「わたしと乗り物」

 

  乗り物ねぇ。何を書こうか。そうだ、電車が良い。僕は電車が好きだし、それなら書きやすい。

 電車の何が良いかって言ったらやっぱりあれだろう。雰囲気だな。田舎を走る電車なんて良いよな。

  ずっと同じ景色が流れて行く。ずっと田んぼだったり、ずっと山の中だったり。でも、時には海に出たりして気持ちが良い。

  あの雲はドーナツだ、お茶もあったらいいね。あのポツンと建っている建物は何だろうか、だれか住んでいるのか?いや、田んぼで使う道具の物置だろう。なんて取り留めのないことを考える。本を読んだり、地図を見てどこに行こうか、なんて考えても良いんだが、今はしない。そういう何でもなさそうなことを考えることがちょっとした幸せなのだ。

  なんとも言い難いが、そういうことを考えている内にふつ ふつと切なさが湧いてくる。

  もう生活の中で切なさを感じることはなくった。だけれど、電車に乗っている時だけは感じられる切なさ。だから電車が好きなのだ。