ベェーベェー通信

 とある牧場のとある羊の書く日記。

新元号 令和

 なんと❗新元号は「令和」と決定されました❗

展拠は万葉集の歌「時に初春の令月にして気淑く風和らぎ… 」だそうです。

天平二年正月十三日に、師の老の宅に萃まりて、宴会を申く。時に、初春の令月にして、気淑く風和ぎ、梅は鏡前の粉を披き、蘭は珮後の香を薫す。加之、曙の嶺に雲移り、松は羅を掛けて蓋を傾け、夕の岫に霧結び、鳥はうすものに封めらえて林に迷ふ。庭には新蝶舞ひ、空には故雁帰る。ここに天を蓋とし、地を座とし、膝を促け觴を飛ばす。言を一室の裏に忘れ、衿を煙霞の外に開く。淡然と自ら放にし、快然と自ら足る。若し翰苑にあらずは、何を以ちてか情を述べむ。詩に落梅の篇を記す。古と今とそれ何そ異ならむ。宜しく園の梅を賦して聊に短詠を成すべし。

 梅花の歌三十二首并せて序

  これから来ているそうです。何となく嬉しい心地がしてしまうのは私だけでしょうか?日本人にしか分からないこの感覚は一体このグローバル社会において何を意味するのでしょうか?今や日本にしかない伝統です。元号制度は中国で始まりましたが、その内に廃れたそうです。元々は中国の皇帝が人民の時間をも支配してしまいたいというものからでした。日本初めの元号はいわゆる「大化」でして、ここから元号の歴史が始まりました。そこから流れ流れて1400年。遂に「令和」にまで至りました。30年前ですか、平成に変わるときは、大変な議論が世の中で起こっており、テレビからながら元号というものの大きさを実感致しました。私は元号制は大賛成でしたけどね。天皇統治制も元号制も日本の長らくの伝統でありまして、こんな素晴らしいものが残っているのはもうこの国にしかありません。そう言えば皆さん知ってますか?日本の天皇陛下はキングではないのです。じゃあ何かと言うと、エンペラーなのです。つまり皇帝。王の中の王なのです。それに、エンペラーは世界を探しても、日本にしかいないのです。

 この改元は近代では例をみないもので、在位中のものでして、本当に我が国の伝統の大きさを考えさせられるものとなりました。 令和 バンザーイ! 

 …ところで 令和は R で書こうか Lで書こうか?

 私はLで書きます。R はRight つまり右の事。LはLeft 左ですね。昔から我が国では、左の方が格の高いものとされており、神社でも左側を歩いてはいけません。参議院も国会側から見ると左側に位置しています。ということで(多分)私だけL.1 と書きますね。Lで書いている人を見たら私だと思って間違いないでしょう。Reiwa とLeiwa どっちが良いですかね?